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中学生のみなさんにとって音楽がわかること、試験やテストのサポートをすることがこのブログの目的です。基本のチェックや試験勉強の点検に利用できますい。一般の方にも使えるようにしています。なお、内容に関して一切の責任はとれません。
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日本の古い音楽について学びます。
箏(そう)の独奏曲の箏曲について学びます。箏とは桐の木で作られた胴に弦が13本ある楽器です。柱(じ)と呼ばれる弦にはさんで使う道具の位置を微妙に動かすことで音の高さを変える調弦法をとります。
13本の弦がありますから奥から手前の弦に向かって、一~十、そして斗、為(い)、巾(きん)と名前がついていています。
右手の親指、人差し指、中指に爪をはめて、弦をはじいて音を出します。左手では弦を押す(引く)ことで音の高さを変えたり、音に余韻を持たせたりします。つまり両手を使って演奏をします。
具体的にはこのように行います。
(1)引き色
右手の爪で弾いてから、左手で弦を柱の方向に引いて音程を下げる演奏法を「引き色」といいます。
(2)後押し
右手の爪で弾いてから、左手で弦を押して音の余韻を上げる演奏法を「後押し」といいます。
(3)押し手
弦を押して、音程を上げる手法を「押し手」といいます。
筝曲の「六段の調べ」は、江戸時代始めの八橋(やつはし)流筝曲をはじめた八橋検校(けんぎょう)が作曲した曲です。八橋検校は三味線の演奏家となったあとに、江戸に出て今度は箏を学びます。そこで目が不自由な箏の演奏者として最高の位である検校を授けられるほどになりました。
上で説明したような調弦法から「平調子(ひらぢょうし)」を編み出しました。
筝曲は、歌に楽器の伴奏がつくものと楽器の演奏だけからなる段物があります。「六段の調べ」は、箏の演奏だけなので段物です。6つの段から構成されています。
「初段」はゆるやかに演奏されて始まりますが、しだいに速くなり、最後の六段の前半で最も速く演奏されます。その後最後の六段の後半でもとの速さに戻って終わります。このような曲の演奏の速さの変化のことを「序破急」といって日本の曲ではよくある演奏法です。